2018/09/20 19:22:44
  • 【霊界物語スーパーメルマガ】基礎(38)宣伝使

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 霊界物語スーパーメールマガジン
      2018.9.20
 出口王仁三郎・著『霊界物語』を
 飯塚弘明がやさしく解説します
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【お知らせ】

「王仁三郎の基礎シリーズ」は今回で終わりです。
次回からは別シリーズを連載します。
詳しくはメールの最後の方を見てください。


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 ╋ 王仁三郎の基礎(38)宣伝使 ╋


霊界物語には三五教(あなないきょう)の「宣伝使(せんでんし)」
と呼ばれる人がたくさん登場します。
三五教を導くスサノオの大神の手足となり、
世界中で神の教えを宣べ伝えて行きます。

この「宣伝」という言葉は、現代では「商品宣伝」などのように使われ、
商業用語だと思われているのではないでしょうか?
ですから宗教の宣伝と言うと、何だか金儲けっぽくて、
あまり良いイメージはしないかも知れませんね。

しかし本来は商業用語ではありません。
ナチスのゲッベルスが「宣伝大臣」と日本語で訳されていたり、
日本共産党に「宣伝局」という部局があるように、
思想を宣伝するという意味で用いられていたのです。

たとえば大正6年に金港堂書籍から出版された『大日本国語辞典』には
「宣伝」の意味として「のべつたふること。ひろく伝ふること」と記されています。

また現代の広辞苑にも
「(1)述べ伝えること。(2)主義主張や商品の効能などを多くの人に説明して
理解・共鳴させ、ひろめること」
と意味が記されています。

もともとは宗教や政治思想の宣伝に用いられ、
それが後に商業目的でも使われるようになったのです。

王仁三郎に言わせると──王仁三郎が「宣伝」という言葉を使い出したので、
世間でも宣伝という言葉をしきりに使うようになったそうです。

   ★   ★   ★

王仁三郎はすでに明治時代から宣伝という言葉を使っていましたが、
宣伝使という言葉は大正時代に霊界物語の中で使い始めました。

霊界物語で宣伝使が出て来るのは、
大正11年1月に口述した第5巻第18章「宣伝使」からです。
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm0518

天教山に集まった神人(かみがみ)が青木ケ原に集合し、国祖の神勅を奉じて、
世界の神人を覚醒するために世界各地に散らばって、
国祖の予言と警告を宣伝しました。これが三五教の宣伝使の起源です。

この時代はまだ「人」ではなく、
神と人の中間の「神人(しんじん)」の時代なので、
宣伝神(せんでんしん)とも呼ばれています。
また「言触神(ことぶれのかみ)」と呼ばれている場合もあります。

霊界物語は神のお道を伝える彼ら宣伝使の旅の物語であり、
彼ら自身の身魂磨き旅の物語でもあります。

王仁三郎が大本に宣伝使制度を設けたのは、
それを書いてから3年後の大正14年(1925)1月です。
それ以前にも大本に宣教者はいましたが、宣伝使とは呼ばれていませんでした。

最初は「神教伝達使」と呼び、5月に「信教宣伝使」と改称。
階級は大宣伝使、宣伝使、準宣伝使、宣伝使試補と4つに分けられていました。

宗教の教えを広める人を一般に宣教師だとか布教師などと呼びますが、
王仁三郎は宣伝使という言葉を用いました。
「師」(師匠)でもなく「士」(侍、役人)でもなく、「使」です。
あくまでも神様の使いです。

神様の使いとして、神(王仁三郎)が言ったことをそのまま伝えればよいのだ、
ということです。
言うなれば人間レコードです。
自分で教えを勝手に造ってはいけないのです。
それでは神の教えではなく、人の教えになってしまいます。

しかし霊界物語に出て来る三五教の宣伝使は、
かなり臨機応変に教えを説いているように思えます。
ですがこれは自分で教えを造っているのではなく、
対機説法(たいきぜっぽう)です。
世の中には色々な人がいますが、その人に分かるようなことを言う必要があります。
分からないようなことを言っても役に立ちません。
人に応じたことを言うことを対機説法と呼ぶのです。
アメリカ人には英語で言わなくては伝わりませんし、
イスラム文化圏ならイスラム教の言葉・概念を使わないと伝わりにくいでしょう。
翻訳作業はどうしても意訳になります。
「そのまま」直訳したのでは、正しく伝わりにくいです。
この臨機応変な対機説法が出来なくては、宣伝使は務まりません。
そのためには、神の教えだけではなく、色々な知識・経験が必要となります。

第6巻総説に、神代の宣伝使(宣伝神)は多芸多能で、
六芸(りくげい)に通達していたと記されています。
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm060003

六芸とは古代中国の6つの技芸のことで、
礼節・音楽・弓・馬術・書・数学の6つです。
要するに色々な知識・技術を持っており、
それを通して臨機応変に神の教えを伝えたのです。
直接説いても分からない人もいますから、
歌舞音曲に乗せて間接的に伝えたりもしたのです。

また宣伝使は士農工商の道に通達していたとも書いてあります。
つまり口ばっかり達者なわけではなく、
職能を発揮して社会の改善・ミロクの世の建設に奉仕したというわけです。

   ★   ★   ★

天界には天国と霊国があり、霊国の天人(天使)が霊界における宣伝使です。
天国天人は180の階級に分かれ、また想念ごとに沢山の団体があって、
自分の所属する天国団体以外には行くことが出来ません。
波長が異なる人とは接触できないのです。
これが地上界(物質界)との最大の違いの一つです。

しかし霊国天人はどこにでも行くことが出来ます。
天国団体に行って説法するのが霊国天使の仕事です。
また地獄にも行くことが出来ます。
霊格の低い天使は、地獄の中でも上位の(良い)地獄にしか行けませんが、
霊格の高い天使は地獄の最下層(極悪)にでも下りて行くことが出来ます。
つまり宇宙のどこにでも行けるのが最高の宣伝使なのです。

嫌いな人とは付き合いたくない…という人は宣伝使にはなれません(笑)
波長が違う人とも付き合えて、神の教えを伝えることができるのが、宣伝使です。
霊界物語には、悪人を改心させるために
自分も悪党の仲間になってしまう宣伝使もいます。
そうしなくては、悪人をも救うという神の御心を成就させることは出来ません。
批判や攻撃したり、きれい事を唱えているだけでは世の中は良くならないのです。

   ★   ★   ★

三五教の宣伝使は、宣伝服と宣伝帽を着用しています。
霊界物語に「草鞋(わらじ)脚絆(きゃはん)に蓑笠(みのかさ)着けて…」
というフレーズが時々出て来ますが、
明治時代の大本の宣教者はそういう恰好でした。
こんなかんじです。↓
https://image.onisavulo.jp/o/img/0443.jpg

しかし王仁三郎は宣伝使制度を設けてからは、宣伝服や宣伝帽を着用させました。

こういうものです。↓
https://image.onisavulo.jp/o/img/0295.jpg

これは大宣伝使の宣伝服です。
ふつうの宣伝使はもっと地味で、こんなかんじです。↓
https://image.onisavulo.jp/o/img/0490.jpg

特殊な服装をしてはいましたが、しかし僧侶や牧師などとは異なり、
僧職者ではありません。在家の信者です。
人数も多く、当時信者数は数万人なのに対して、宣伝使は数千人もいました。
現在の大本も宣伝使制度がありますが、宣伝服や宣伝帽は用いていません。

余談ですが、私がシナリオを書いた
『霊界物語コミックス』に出てくる宣伝使の服装は、
この宣伝使の服装をアレンジしたものです。
マンガですので、地味な黒一色では画になりませんので、
カラフルにしてみました。


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○『宣伝使の心得』(王仁三郎の講話集)
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=B1956


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38回にわたり「王仁三郎の基礎」シリーズを連載して来ましたが、
今回で終わりにします。まだいくつか書き足らない項目があるんですが、
それも含めて、後日ブログの方にこの基礎シリーズを再掲する予定です。

さて、次回からは応用編に入ります。
王仁三郎という人は100年前の人です。
21世紀の現代に活かして行くには、21世紀的アレンジが必要です。
インターネットで地球の裏側の人とリアルタイムに会話ができ、
ドローンが空を飛び、無人運転カーが町を走り回るようになる時代です。
王仁三郎ワールドにもイノベーションが必要です。

2012年8月にメルマガを創刊してから6年が経ち、
王仁三郎の基本的な教えは十分修めました。
これからしばらくは応用技に取り組みます。

まずは──ミロクの世へ至る人類社会の姿を大胆に予測して行こうと思います。
天界が地上に写って地上天国ミロクの世となりますが、
その天界の様子を、王仁三郎は霊界物語第47・48巻に詳しく書き記しています。
それをもとに、変貌する人類社会の姿を予測してみます!


   次回お楽しみに!


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