2020/01/20 22:32:43
  • 【霊界物語スーパーメルマガ】三鏡135真の宗教

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 霊界物語スーパーメールマガジン
      2020.1.20
 出口王仁三郎・著『霊界物語』を
 飯塚弘明がやさしく解説します
 (当面の間、霊界物語ではなく
「三鏡」の解説をお送りしています)
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 ╋ 三鏡135真の宗教 ╋


●水鏡「真(しん)の宗教」

https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg135

 宗教の宗の字は、国語にて宗(むね)と訓(くん)ず。宇宙一切の経緯を示すという意味である。
 ウ冠のウは、天地万有一切を生み出す神の経綸(けいりん)という言霊であり、下の示すという字は、天地人開くという意味である。
 宗教という意味は、天地人一切に関する根本の真理を開示し、神の意志によって人心(じんしん)を導き、民をおさめ、一切の万有を安息せしむべき意味が含まれている。故に宗教は、天文、地文、政治、教育、芸術、経済、その他ありとあらゆるものに対し、根本的解決を与うるものの云いである。

 今までの既成宗教はいずれも天に傾き、地に傾き、あるいは心(しん)に傾き、そして一切の人間界と乖離(かいり)している傾きがある。
 現実界を疎外し厭離穢土(えんりえど)だとか、苦の世界だとか、火宅土(かたくど)とか、種々軽侮的扱いをなし、しかして目に見えない霊界を讃美渇仰し、人間生活の要諦(ようたい)にふれていないものばかりである。中には立派な宗教と現代人が思っている教理は人間の慣性たる五倫五常の道をもっぱら説いて宗教の本旨にかなったもののように思っているのが多い。

 試の道の心得だとか、八ツのほこり(注・天理教の教えの一つ)だとか、五戒十戒だとか、地上の人間に対し禁欲的の教理を教え、神仏は非常に尊きもの、恐るべきものとして、ほとんど人間の近づく事が出来ないものの如く習慣づけて来たものである。
 人間は生まれながらにして善悪正邪の区別は知っている。教えなるものは今日の曇りきった人間の知識をもって測知すべからざる真理を教えてこそ初めて宗教の価値もあり、権威もあるのである。
 バイブルを調べても、釈迦の一切経を調べてみても、いたずらに文句を長たらしく並べたのみで、これという一つの竜頭(りゅうず)を認める事が出来ない。故に既成宗教を調ぶれば調ぶるほど、迷いを生ずるのみであって、いたずらに時間を空費したのが収穫くらいなのである。

 故に今日まで、宗教が人心によい感化を与えた事は少々あっても、至粋至純なる天賦の精霊を混濁せしめたことも多大である。
 そうして今まで地上は宗教あるが故に残虐なる宗教戦も、度々繰返された。現にメキシコあたりの宗教戦(注・1926-29年の「クリステロ戦争」のことか?)もその数に漏れない残虐戦である。先年の世界戦(注・第一次世界大戦)に対しても世界のあらゆる宗教が、何の権威もなく、何の働きもなかった事なぞも明瞭である。
 要するに宗教なるものは地上一切の経綸に対し、根本的に指導すべき使命をもっているものでなくてはならないのである。

初出:『神の国』昭和3年(1928年)7月号

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既成宗教に対する批判です。

ここで言っていることを簡単にまとめると、既成宗教は単なる心の問題・形而上の問題になっており、現実の生活・社会の改革にはなっていない、ということでしょうか。

王仁三郎は、他のところでも既成宗教を批判しています。
●月鏡 宗教団と其教祖
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg289
●月鏡 嗚呼既成宗教
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg364
●『出口王仁三郎全集 第2巻』の第1篇「既成宗教」
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=B121802c101

他にも随所で既成宗教を批判していますが、逆に既成宗教側からは、大本のような新興宗教はバッシングされていました。
しかし新興宗教の勢いがいいのは教祖在世中だけです。その後は活力が失われて行くのは仕方がないことです。

いずれにせよ現代日本だと、既成宗教にせよ新興宗教にせよ、宗教団体ものが敬遠されがちですので、強力な指導力を持った宗教団体というものは今後現れることはないでしょう。
「天文、地文、政治、教育、芸術、経済、その他ありとあらゆるものに対し、根本的解決を与うる」宗教団体はもう登場することはないと思います。

時代が変わっていますので、王仁三郎の言説も、それを考慮して読む必要があります。
現代日本は、王仁三郎が言う「自由宗教」の時代へと入っていると思います。
「自由宗教」という言葉は、霊界物語第48巻序文に出て来ます。
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http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm480001

 社会の一般的傾向が、ようやく民衆的になりつつあると共に、宗教的信仰もあながち寺院や教会に依頼せず、各自の精神に最も適合する所を求めてその粗弱なる精霊の満足を図らんとするの趨勢(すうせい)となりつつあるようだ。

 宣伝使や僧侶の説くところを聴きつつ己れ自ら神霊の世界を想像しこれを語りて、いわゆる自由宗教の殿堂を各自に精神内に建設せんとする時代である。
 既成宗教の経典に何事が書いてあろうが、自ら認めて合理的とし、詩的とするところを読み、世界のどこかに真の宗教を見出さむものとしている。
 今日広く芸術趣味の拡まりつつあるのは宗教趣味の薄らいだ所を補うようになっている。

 従前の宗教は政治的であり専制的なりしに引き替え、現今は芸術的であり民衆的となって来たのも、天運循環の神律によって仁慈(みろく)出現の前提といっても良いのである。
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王仁三郎在世中の当時から、そういう潮流が顕れていたようですが、それがだんだんと広まり、特に平成以降はこの流れが顕著になったと思います。
オウム真理教事件以降は、勢いを持った新興宗教は日本では一つも誕生していません。
各自が、神を崇め、己と向き合い、精神を高めていく時代へと入ったようです。

「自由宗教」とは、ある意味では、一人一派の宗教団体です。
そうなると、王仁三郎の既成宗教批判は、他人のことではなく、自分のこととして受け止める必要があるのではないでしょうか。
「宗教は、天文、地文、政治、教育、芸術、経済、その他ありとあらゆるものに対し、根本的解決を与うるもの」ということは、自分自身がそれに取り組まねばならないということです。



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   次回、お楽しみに!


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