2018/11/19 22:47:14
  • 【霊界物語スーパーメルマガ】ミロクの世(17)精神的統一

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 霊界物語スーパーメールマガジン
      2018.11.19
 出口王仁三郎・著『霊界物語』を
 飯塚弘明がやさしく解説します
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 ╋ ミロクの世(17)精神的統一 ╋


霊界物語第64巻に出て来る、有形の障壁を取り除くにはまず無形の障壁(敵愾心)から…という言葉を以前に紹介したが、王仁三郎はそのことを、世界の「道義的統一」とか「精神的統一」「宗教的統一」という言葉でも表現している。また、「〜的」ではなく、もっとダイレクトに「思想界の統一」とか「精神界の統一」「世界宗教統一」とも表現している。大正13年(1924年)に蒙古へ行ったのも、翌14年に世界宗教連合会や人類愛善会を設立したのもそのためだった。

蒙古へ出発する前の心境として、次のように書いている。
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広大なる地域を有する蒙古に一大王国を建設するという計画は、事の成否は別として、日本男子としては実に壮快極まる試みだ、宗教家だといって神前に拍手し祝詞のみを上げているが芸でもあるまい。万有愛の主義から是非決行してみよう。心境を一変し、宗教的に世界の統一を図り地上に天国を建設する準備としてまず新王国を作り、東亜の連盟を計るのが順序だろう。(略)宗教的、平和的に蒙古を統一し、東亜連盟実現の基礎を立ててみたいものだ。〔霊界物語入蒙記第5章「心の奥」〕
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rmnm05
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これを読むと 蒙古の統一 → 東亜の統一 → 世界の統一 という順序で考えていたようである。

「統一」というと、多種多様なものを廃して一色にしてしまうとか、没個性、画一平等というようなイメージを持つかも知れない。しかし王仁三郎が言う統一とは、そういう意味ではない。多種多様なものを一つに束ねるというような意味での統一である。

大正14年に王仁三郎は講演の中で次のように語っている。

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世界の統一も、霊主体従的すなわち宗教的、道義的にやらなければならない。世界同胞の精神的結合が何よりの一番大切なことである。〔大正14年3月27日〕

世界の統一は武力や権力でやった場合は、先に力が出た時はまた一方を圧倒して、争乱の絶間なく永久の平和を招来する事は望まれない。だからどうしても統一は精神的、宗教的、道義的に経綸を進めなくてばならないのである。大本の呼号する世界宗教統一は、たいていの人は世界中が大本の教えにならねば、世界宗教の統一でないように思っているが、各々意志想念が異うているに相応して、各宗教も異っているのであるから、大きな目で観た場合、名称は神であろうが、仏だろうが、基督であろうが何でもよい。(略)形式はどうでも、精神と精神との統一結合を主眼として、今後活躍するのであるから、誤解のないやうにしてほしいものであります。〔3月28日〕
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=B121802c130
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「結合」という言葉が出て来たが、そういう意味での統一である。
扇の骨を止める要(かなめ)とでも言えばいいだろうか。それぞれバラバラなものの共通部分(要)を見出すことによって、一つに繋ぐのである。

人類共通の価値観を創り出す、と言ってもいいだろう。

さてそれが、無形の障壁、即ち敵愾心を取り除くということと、どう関係があるのだろうか?

敵愾心というのとは少々異なるが──初対面の人と会うときは人見知りでなくても緊張するものだが、そういうのも心の垣根、無償の障壁の一種である。
その緊張がほぐれる時というのはどういう場合だろうか。
たとえば、会話の中で、出身地や出身校が同じことが分かった時とか、好きなタレントや趣味が同じだったとか、そういう何か共通性を感じると、とたんに緊張がほぐれて、相手との心の距離が縮まるものである。

自分と相手とに何か共通するものを感じ取ることが、敵意をなくし、敵愾心を取るための一つの方法なのである。


「ワールドワーク」という、紛争解決に役立つワークがある。
ユング心理学者のアーノルド・ミンデルという人が創始したプロセス指向心理学を、会社や地域社会などの組織・集団に応用したものだ。

たとえば宗教や人種問題で対立し、武力衝突が起きている地域で、対立している住民たちを集めてこのワークを行う。
そしてそれぞれ自分の体験を語って行くのだが、最初のうちは対立する相手(敵)に対して憎悪が剥き出しでも、「爆撃されて怖ろしかった」とか「銃で子供が殺されてとても悲しかった」という体験を聞いていくうちに、『相手も自分と同じように、つらい思いをしていたのだ』という感情の共感が湧いて来る。
それによって直ちに紛争が解決するわけではないが、自分と同じように相手も傷ついていたのだ、自分の行為によって相手は苦しんでいたのだ、ということを実感することによって、敵愾心が薄れて行くのである。


地球の上の各地各時代で、別個バラバラに生まれ発展して来た文化が、出会って接触する時に争いは起きる。
それは民族・国家・宗教に限らず、個人レベルでもそうである。異なる家に生まれ育ち、異なる人格・個性を持っているのだから、男女関係はもちろん、単なる友人関係でも葛藤やいざこざが起きるのは当然である。最初から同じ家に住んでいる親子・兄弟姉妹ですら、異なる価値観を持っているのだから、争いが起きるのである。

自分と相手の違うところを見て「違う、間違っている」と批難するのではなく、同じところを見て「同じだね」と共感・共鳴して行く必要がある。違うということで相手を批難するばかりでは、人間関係は分断するばかりだ。同じだということで一致和合してこそ心地よい人間関係が作れる。

このように、世界の統一とは、共通の価値観を創る、あるいは見出すことであって、決して画一平等、一色に塗り染めることではない。
宗教の統一という言葉も出て来たが、それは同じ教義・教理で塗り替えてしまうのではなく、宗教の共通原理を探ることである。


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