2019/03/07 22:17:52
  • 【霊界物語スーパーメルマガ】情報サニワ術(7)天地経綸の主体

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 霊界物語スーパーメールマガジン
      2019.3.7
 出口王仁三郎・著『霊界物語』を
 飯塚弘明がやさしく解説します
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 ╋ 情報サニワ術(7)天地経綸の主体 ╋


人間はふだん何となく生きています。何となく他人の話を聞き、何となく仕事をして、何となく食事をしています。
回りの人に合わせて、毎日を何となく生きているだけです。

このような生き方は価値観が同じ社会ならばそれほど問題はありません。
価値観が同じ人同士なら、誰かが「美味しい」と言ったものを食べると、やはり美味しいのですが、価値観が違うと、同じものを食べても「美味しい」「不味い」と意見が割れます。
「美味しいと言っていたのに不味いじゃないか。騙された!」と怒る人もいますが、言った人は決して騙すつもりで言ったわけではありません。
世の中の争いの多くはこの類いです。朝日新聞珊瑚事件のように一から嘘を作り上げることはあまりなく、たいていは価値観の相違から生じる誤解です。

「悪になるのはみな誤解からだ。しかし悪と知りつつ悪をやる奴は滅多にないものだ」というセリフが霊界物語に出て来ますが、全くその通りだと思います。
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm1715

価値観は色々だということを悪用して、わざと歪曲するようなことも多々あります。
しかし嘘を捏造するような場合を除き、たいていは事実と意見とを聞き分けることは可能です。

マスコミ報道も含めて、他人の話を聞くときには、何となく聞くのではなく、常にサニワをしながら聞く必要があります。
何となく聞いていると、感想や解釈を事実だと受け取ってしまったり、歪曲した表現だと気づかずに受け止めてしまいがちです。

一例を挙げると、「ザブで洗ったらこんなにキレイになったの」というCMが昔ありましたが(今はザブは販売していないようです)、たしかにザブで洗ったらキレイになったのだと思います。洗っていない新品の白いシャツを見せるような嘘をつくことはあまりありません。
ここでサニワをすると、まず──「キレイ」というのは主観的な表現で多様な受け取り方が出来ますが、これは洗ったシャツの実物を見せているので不問とします。

次に、ザブで洗ったら真っ白になったのは事実だとしても、ザブでなかったらどうなるのか、という疑問が生じます。つまり他の洗剤でも同じようにキレイになるのではないのか、ということです。アタックではキレイにならないのでしょうか? いや、そもそも洗剤で洗わなくても、水だけでもキレイになるのかも知れません。もしそうならザブを買う必要がありません。

しかしCMはそういう比較を行った上で「ザブが一番キレイになります」と主張しているわけではなく、単に「ザブで洗ったらキレイになった」という事実を述べているだけです。しかし、何となーくそれを聞いているだけだと「へえー、ザブで洗うとキレイになるのか、じゃあ買ってみるか」と思ってしまうのです。

これは、ザブ以外の可能性を排除して、あたかもザブが素晴らしいように思わせるテクニックです。宗教団体や自己啓発セミナーに行くと、何だかそこが素晴らしく思ってしまうのも同じ道理です。他のものを見せずに、比較させないのです。

意図的に他の情報を排除してマインドコントロールする場合もありますが、たいていは、結果的にそうなっているだけのことです。キリスト教の牧師が説教で仏教の教えなど話さないでしょう。だからといって仏教の教えを隠しているわけではありません。自己宣伝なのですから、自己のことしか話さないというだけのことです。
私が王仁三郎の言説を絶対化しているのは、私が王仁三郎の信奉者だからです。だから「王仁三郎が言っていることは正しい」という前提で話をしているのです。べつに皆さんをマインドコントロールしようとしているわけではありません(笑)

情報の受け手は、この辺りを見抜いて行く必要があります。情報の向こう側にある見えない情報を探って行くのです。
それが情報のサニワです。

情報の発信者は、意図せずに、無意識のうちに情報を歪曲してしまうことがよくあります。
ある人が、霊界物語にアメリカと中国が戦争することが予言されている、と言っていました。
しかし実際にはそんなことは書いてありません。ただ、そのように解釈できることが書いてあるだけです。

第5巻第47章「改言改過」に、国祖隠退後の地上で、盤古神王と常世神王が戦争をするエピソードが出て来ます。
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm0547
太陽界から中国北方に降臨した神が盤古大神・常世彦で、その孫に当たるウラル彦が、盤古神王と名乗り、常世の国(現代のアメリカ)に行って常世神王・大国彦と戦争をするのです。大国彦は天王星から常世の国に降臨した神で、元は大自在天と名乗っていました。
このエピソードから、中国が米国に軍を派兵して戦争をする…と解釈することが出来るのです。

しかしそれはあくまでも解釈の問題であり、霊界物語にそのように書いてあるわけではありません。
盤古神王と常世神王が戦争をする、と書いてあるのであって、米中が戦争するとは書いてありません。
ところが自分の解釈を真実だと思い込んでしまうと、「霊界物語に米中戦争が予言されている」と信じて疑わなくなってしまうのです。

私なんかもそうです。たとえば「霊界物語のテーマは言向け和すだ」と言っていますが、霊界物語に「テーマは言向け和す」だと書いてあるわけではありません。そのように私が解釈しているだけです。
「〜である可能性がある」とか「〜だと思います」という言い方をすればいいのですが、自信があったり、強調したかったりすると、断定形になってしまうのです。

あまり厳密なものの言い方をすると、学者の論文や、官僚の国会答弁のようになってしまい、長ったらしくて聞くに堪えなくなってしまいます(笑) それに、素人には意味不明になりがちです。
ある程度、人様に聞いてもらえるような話にするには、長ったらしいものの言い方ではなく、断定形で、物事を決めつけて行った方がいいのです。その方がわかりやすくなるのです。

こういう、情報の作り手の都合があり、その辺りを見抜いて行く必要があります。
客観的事実と、主観的な意見・感想・解釈というものとを、区別して聞く必要があるのですが、その区別が困難な場合には、たとえば私が「霊界物語のテーマは言向け和すだ」と言っているのを聞いて「霊界物語のテーマは言向け和すだ」と思わずに、「飯塚が霊界物語のテーマは言向け和すだと言っている」と受け止めるようにすべきです。
そのように言っているのは客観的事実だからです。

これは神懸かりの審神でも同様です。
憑霊は「自分はアマテラスだ」とか「坂本龍馬だ」とか有名人の名を告げますが、それを聞いて「この霊はアマテラスだ」とか「坂本龍馬の霊が懸かった」と思わずに、「この霊はアマテラスだと主張している」「坂本龍馬だと名乗っている」と受け止めねばなりません。客観的事実としてはっきり分かることは、その人がそのように主張しているということだけなのです。
主張の内容が正しいかどうかは別問題です。

宗教だとかスピリチュアルだとかは、主観の世界であり、その主観を大切にする世界です。
しかし主観にはまり込まずに、常に客観的事実というものを抜いて行かないと、たやすく邪道にひきずりこまれてしまいます。
霊が言っていることをサニワせずに真に受けて信じてしまったら、たちまちマインドコントロールされてしまいます。

人の話を何となく聞かずに、事実と意見とを聞き分けるように、常に意識して生きるということは、主体性を持って生きるということであり、大本教旨にある「(人は)天地経綸の主体なり」ということ繋がって来ます。

何となく生きているだけでは、神の手足となってプログラム(経綸)を動かすことは出来ません。

(続く)


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   次回、お楽しみに!


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