2020/10/22 20:46:19
  • 【霊界物語スーパーメルマガ】世界大家族制とベーシックインカム(16)

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 霊界物語スーパーメールマガジン
      2020.10.22
 出口王仁三郎・著『霊界物語』を
 飯塚弘明がやさしく解説します
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 ╋ 世界大家族制とベーシックインカム(16) ╋


ここ数回のまとめ的なことや補足的なことを書いておきます。

王仁三郎が説く御稜威紙幣とは具体的にどういうものなのか、あまり多くのことは説いていません。
次は、第12回で引用したところです。

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●『惟神の道』(昭和10年発行)所収「神政運動について」
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=B123900c081#a259

(略)金銀為本を廃(や)め、土地為本の制度にするが最も平易にして簡単で、効力の多い御稜威為本としたならば、必要な金はいくらでも出すことで出来る。もちろん無茶苦茶に出してはいけないが、まず日本を徹底的に建直すにおいては、一千億円の金が要ると思うのである。

 この一千億円の紙幣を陛下の御稜威によって御発行になったならば、農民も商工業者も、その他総ての苦しんでいる人達を救うことが出来るのである。つまりその紙幣によって、日本国がすっくりと建直るまでは五年でも六年でも総ての××(注・伏せ字だが「税金」だと思われる)を免除する。そうしたならば日本の国は数年ならずして本当の元の天国浄土に立還ることが出来得るのである。これは経済機構の都合で何でもない仕事である。
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御稜威紙幣で分かっていることは、まず(1)金銀為本を廃止して御稜威為本にすることと、それによって(2)「必要な金はいくらでも出すこと」が出来る、ということです。

既存の概念に当てはめると、(1)が管理通貨制度のようなものであり、(2)が政府紙幣のようなものだと言えます。

通貨の価値を、金の価値によって決めるのではなく、その国の国力によって決めるのが管理通貨制度です。

金本位制というものは、国際間の貿易において重要なものですが、国内だけで経済を回すのであれば、あまり重要ではありません。
紙幣が金と兌換(交換)できるからと言って、実際に兌換しようという人はいないからです。
金(ゴールド)が欲しいなんていう人はどのくらいいますか? お金なら欲しいですが(笑)
金そのものではなく、金のアクセサリーが欲しいは大勢いるでしょうけど。
貿易の決済に、金が国際通貨的な役割を持っていただけです。

国内の社会状況が安定しているなら、金本位制というのはどうでもいい話です。
ですが国内が安定していない国では、現金や預金ではなく、財産は金や宝石で持っていた方が安全ということになります。
地球的規模で見たら、各国が相争っている状態なので、どこかの国の通貨で決済すると、その紙幣が紙クズになる可能性もあるので、金で取り引きした方が安全だというわけです。しかし実際には金そのもので取り引きすると持ち運びに不便なので、金の引換証としての紙幣を発行していたわけです。
社会が安定しているなら、紙幣が金と交換できようとできまいと、特に関係はないのです。
紙幣の信頼は、その社会に対する信頼です。1万円札がいつでもどこでも1万円として通用するという安心感が、ただの紙切れに金銭的価値を持たせています。

管理通貨制度での貿易の決済は、金ではなく、自由な市場原理に任すようになりました。
円とかドルとかの、通貨の売買です。そういう市場原理によって、その国の通貨の価値を決めて行こうというわけです。
その国への信頼によって通貨の価値が上下します。その国の政府が何か発表したり、事件が起きるたびに、相場が激しく上下動します。
円高だと輸入が有利に、輸出が不利になり、円安だと逆に輸入が不利に、輸出が有利になります。
どちらがいいのかは一概には言えず、時と場合によりけりですが、相場に任せっきりだと色々問題も起きてきます。
それで政府が政策によって為替市場に介入し、通貨の価値を管理して行こうというのが、管理通貨制度です。

自由な相場における通貨の価値は、その国の御稜威によって決まると言っていいと思います。
民間の経済活動や、政府の政策、治安や教育なども含めた、その国の総合力です。

金本位制を止めることになった理由の一つは、経済規模が大きくなるにつれ、お札の数だけの大量の金を確保するのが難しくなったからです。
管理通貨制度では、お札の発行量が、保有する金の量に縛られずに、好きなだけ発行できます。
しかし、お札を作るということは、お金を作ることではありません。
単純に言うと、銀行預金を引き出す時にお札を発行するだけのことで、政府の財布が肥えるわけではありません。
これは前回書きました。
政府の財布を肥やす方法が、政府紙幣です。
「必要な金はいくらでも出すこと」が出来るのです。

しかし無制限に出せるわけではありません。
出し過ぎるとインフレを招きます。
それは王仁三郎も承知しており、「もちろん無茶苦茶に出してはいけない」と言っています。

その額として1000億円という額を示していますが、それは窮乏した日本を立て直すのに、そのくらい要るだろうという希望額であって、その額にこだわる必要はありません。
第13回で書きましたが、当時の国家財政の規模は20億円くらいです。1000億円の御稜威紙幣(という名の政府紙幣)は多すぎると思います。
仮に10年かけて、毎年100億円ずつ御稜威紙幣を発行したとしても、ちょっと多すぎると思います。
確実にインフレになりそうな額だと思います。
金額はともかくとして、それだけ沢山の政府紙幣を出しても、日本は国力(御稜威)があるので、平気だということを言いたいのだと思います。
それによって、税金を廃止したり、国の借金や人々の借金をチャラにしたりして、困窮する人々を救おうというわけです。

(続く)



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 お読みいただきありがとうございました。

    次回もお楽しみに!



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