2020/11/09 23:10:15
  • 【霊界物語スーパーメルマガ】世界大家族制とベーシックインカム(19)

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 霊界物語スーパーメールマガジン
      2020.11.9
 出口王仁三郎・著『霊界物語』を
 飯塚弘明がやさしく解説します
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 ╋ 世界大家族制とベーシックインカム(19) ╋


アメリカ大統領選挙は民主党のバイデン候補が当選を確実にしました。
最終的な得票数はまだ判明しませんが、現時点でバイデン氏50.6%、トランプ氏47.7%なので、接戦です。

民主主義というものは極めて行くと、アメリカの民主党と共和党のように、二つの大きな勢力が僅差で覇を競うようになります。
なぜなら、民主主義で勝利を得るためには、過半数を制する必要があるからです。
別な言い方をすると、3分の2とか4分の3ではなく、2分の1をちょっと上回る票数をゲットすればよいのです。

世の中には色々な考えがあります。価値観は千差万別です。
政治で自分の思惑を達するためには、仲間を集めて、全体の過半数となるグループを形成する必要があります。
いろいろ妥協したり取引したりしてグループを作って行くと、始めは無数にあったグループが、最終的には二つの大きな勢力となって残ります。

先日大阪で行われた大阪都構想の住民投票は僅差で敗れました。
4年前にイギリスで行われたEU離脱案の国民投票は僅差で勝ちました。

このように、民主主義というものは、真剣勝負で挑めば、必ず僅差で勝敗が決まります。
大差で敗れた、な〜んていうのは、敗れた側にやる気があまり無かったと言わざるを得ません。
双方ともに勝利を得ようと必死になれば、双方とも過半数を得ようとして勢力伯仲し、僅差になるのは必然です。

しかしその民主主義の戦いは、人々の間に深刻な亀裂を残してしまう可能性があります。
スポーツのように、勝負が終わった後は握手をし、敗者が勝者を称えるというわけには行きません。
スポーツは負けても死ぬことはありませんが、政治の戦いは、負けたら死ぬかも知れないのです。
死ぬことはなくても、自分の生活や仕事に大きな影響が出ます。だから必死に戦うのです。勝者を祝福するわけには行かないのです!

発達した民主主義社会の行き先には、社会の分断が待っています。
多数決によって決めようというのですから、そうならざるを得ないのです。
特にアメリカでは小さい時から自分の意見を主張することを訓練させます。ディベートによって、自分を正当化し、意見の異なる相手を論破することを学ばさせるのです。
人々が、自分の意見を持ち、主張すればするほど、社会の亀裂は深刻なものになって行きます。

そんなやり方では、王仁三郎が提唱する世界大家族制の実現はとうてい無理です。
そもそも、社会の半分を代表する者が二人、国家の頭になろうとして競い合うのです。分裂は当たり前です。
たとえて言うなら、一つの家の中で、父親と母親が闘争し、子供を奪い合っているようなものです。父母が互いに相手の悪口を子供に植え付け、自分の味方にしようとしているのです。そんな家庭は崩壊です。

人類は新たな能力を獲得しなくてはなりません。
それは「まつりごと」の能力です。あるいはまた「ス」の能力と言ってもいいです。

意見のある人は、まつりごとを行うのにふさわしくありません。
その意見が衝突して闘争が起きるのです。
意見の無い人でないと、まつり(真釣り)をとることは出来ません。
いや、意見はあってもいいでしょう。しかしその意見に固執してはいけないのです。

自分の生活や仕事に影響が出るようなことなら、どうしても固執しなくてはいけません。
そういう利害関係者が、まつりごとを取ってはいけないのです。
ですが現代の民主主義の政治システムは、何らかの利益(労組だの、農協だの、財界だの)を代表する人が、国会議員となり、その利益を奪い合います。
アメリカ大統領であれば、国民の全体の代表者ではなく、国民の半分に選ばれた、国民の半分の代表者です。
偏った政治になるのは当たり前です。

意見が対立するなら、その対立を超えたところに解決策を見いださなくてはいけません。
自分の意見に固執してしまうと、それが出来なくなってしまいます。
しかし自分の生活がかかっていると、固執せざるを得ないのです。
私だって、もし家の近所にオスプレイの基地を作るとか、核廃棄物の最終処理場を作るという計画が持ち上がったら、鉢巻きして赤旗掲げて拡声器で反対を叫びます。
自分の生活が最優先にならざるを得ません。

そういう自分ファーストの人たちが己の利益を奪い合うのが民主主義です。
それではなかなか世が治まりません。

まつりごとは、そういう利害から離れた人が行わなくてはいけません。
それが「ス」です。「スメラミコト」です。
世界大家族制における家長である天皇です。

とは言っても、天皇が一人で何かが出来るわけではありません。
スとは、社会の機能です。
特定個人のことではありません。

民主主義では、過半数を取ればいいということになります。
対立・分断は避けられません。

まつりごとは、過半数ということではなく、より多くの人に恵みを与えることが出来るように努力せねばなりません。
全員は無理だとしても、6割、7割、8割、9割の人がハッピーになれるような仕組みを作らなくてはいけません。
そうやって社会全体の真釣りを取るのがまつりごとです。
半分の人だけが満足すればいいというのでは、なんともまあ、バランスの悪い社会になってしまいます。
しかし民主主義の仕組み上、どうしても半分だけに偏りがちなのです。

人間には眠っている能力がたくさんあります。
時代と共にその能力が発芽しています。

たとえば、機械を操作する能力。
古代、道具があまりなかった時代では、そんな能力を発揮できる人はほとんどいませんでした。
舟を漕ぐとか、弓矢で動物を狩る、というのがそういう能力です。
文化が発達して、いろいろ道具が生まれてきたので、そういう能力を発揮する人がとても増えました。
今では身近なところに機械があふれています。

社会をオペレーションする能力もそうです。
古代であれば、人やお金(財産)を使って何かするというのは、王様とか、酋長とか、ごく一部の限られた人だけでした。
しかし現代では、コンビニやファーストフード店のバイトリーダーでも、何人かの人を使って仕事をしています。

パソコンのプログラミングなんていうのも、ここ2〜30年の間に広がって来た能力です。
人類は、新しい能力を次々と獲得しているのです。

五六七の世に向けて、今後獲得しないくてはいけない能力が、このスの能力です。

(続く)



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 お読みいただきありがとうございました。

    次回もお楽しみに!



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