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霊界物語スーパーメールマガジン
2023.1.9
出口王仁三郎・著『霊界物語』を
飯塚弘明がやさしく解説します
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╋ 大峠(18) ╋
あけましておめでとうございます。
今年最初のメルマガです。
前回は、世界政府樹立には、まずワールドワイドな視点でニュース報道する世界メディアが誕生する必要があると書きました。
私たちはマスコミの報道によって世界を見ています。マスコミが日本の視点だけでしか報道しないのですから、私たちの意識も「日本」という枠を超えることはありません。
こうやってマスコミによって、人間はマインドコントロールされているのです。国という小さなセクトの中に押し籠められているのです。そこから意識が解放されることも、一種の天の岩戸開きだと言えるでしょう。
世界メディアが誕生したからと言って、ただちに世の中から戦争がなくなるわけではありません。
単なる「国」という小さな井戸から出て、世界という視点でも物事を見ることが出来るようになるというだけのことです。
たとえばアメリカという国の中で、同じ英語を使う人たちの間で、共和党と民主党という政治思想による深刻な分断・対立を生み出しています。
アメリカのネットリサーチでは、回答者の半分が
「今後数年の間にアメリカで内戦が起きる」
と思っているという結果が出たそうです。
https://gigazine.net/news/20220721-americans-anticipate-civil-war-soon/
また別の世論調査では
「10年以内に米国で内戦が起きる可能性について「非常にあり得る」が14%、「いくらかはあり得る」が29%で、合計43%に達した。特に、「強固な共和党支持」と答えた人の中では、「内戦はあり得る」という答えは54%にのぼった。」
https://dot.asahi.com/aera/2022102700074.html?page=2
これは別な見方をすると、内戦になることを願っている、つまり世直し願望の現れだとも言えます。
同じ言葉をしゃべり、同じ国に住み、同じマスコミを通して世界を見ていても、このような深刻な対立が生じます。
それは人間の根本的な性質が異なるから、そのような思想の違いが生じます。
しかしその前にまず、情報空間を共有しなくてはいけません。
王仁三郎はエスペラント語を大本の活動に導入しましたが、このエスペラント語は情報空間を共有するためのものです。
開発者のザメンホフはポーランドに住んでいましたが、当時彼が住む町は、ポーランド人だけでなくロシア人、ドイツ人、ユダヤ人(イデッシュ語を話すユダヤ人)の4つのグループが住んでいました。文化が異なるのですから、自然と誤解も曲解も生まれ、対立も生まれます。ザメンホフは、言葉が通じなくコミュニケーションが取れないことが主な原因であると考えて、国際補助語としてエスペラント語を開発しました。
現代ではコンピュータによる翻訳技術が進歩したため、旅行会話や日常会話程度であれば、ポケトークやグーグル翻訳のようなもので、かなり間に合います。ですからエスペラント語の必要性というものはかなり薄れています。
しかし自分の国の視点でしか物事を見ることが出来ないのであれば(つまり国益というものに執着しているのであれば)対立は解消できません。
そのためにまず世界メディアが必要です。
その世界メディアが作れない最大の理由は、言葉の壁です。
英語メディアを作ったら、英語圏の人しか読むことが出来ません。そうするとどうしても、英語圏の人だけが読者対象となり、記事の観点がそちらに寄ってしまいます。
だから各国語に翻訳して提供して行く必要があります。
そういうシステムを構築するのはかなり大変でしょうけど、「世界」を考えるために必要なものは世界メディアです。
もちろん、世界的視野で物事を見たとしても、そこに偏向は当然生じます。
朝日新聞と読売新聞がそれぞれ思想が偏向しているのと同じで、世界メディアも思想の偏向はあるでしょう。
私はいろいろなマスコミのニュースサイトをたびたびチェックしていますが、今、毎日新聞のサイトを見たら、トップに大きく出ている記事は
「午前から「既に終盤戦」 藤井王将の強い攻め」
というタイトルでした。
静岡県掛川市で開催されている第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第1局で、藤井聡太が羽生善治に勝ったというニュースです。
この大会は毎日新聞社が主催しているのでこの記事をトップにしたんでしょうけど、世界的に見たらどうでもいいニュースです。
これは将棋新聞のトップを飾るニュースではあっても、世界新聞ではまず三面記事の端っこにも掲載されないようなニュースです。
こういう、どうでもいいようなニュースばかり私たちは目にしているのですから、意識が世界に向くはずがありません。
(次回に続く)
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お読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!
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