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霊界物語スーパーメールマガジン
2023.5.15
出口王仁三郎・著『霊界物語』を
飯塚弘明がやさしく解説します
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╋ 大峠(29) ╋
王仁三郎の活動を調べて行くと、大本という教団組織を中心にした活動内容が時代によって大きく変化していることに気がつきます。
第一次大本事件前は、終末予言と霊能力(鎮魂帰神)を前面に出したカルト宗教的な様相が強く、また国粋的・排外的な様相でしたが、第一次事件後は、霊界物語や人類愛善を旗印にした、穏健で平和的、国際的な様相へと様変わりしました。
それが昭和6年、満州事変以降はまた変化します。昭和青年会・昭和神聖会によって、愛国的・国防的な様相の活動へと変わったのです。
昭和10年の第二次大本事件によって活動は停止しますが、第二次大戦後、再び活動ができるようになると、「愛善苑」という名前で教団組織を再興します。事件前は王仁三郎に絶対服従の専制君主的な教団組織でしたが、愛善苑は委員会制となり、幹部による集団指導体制のような形となりました。
時代に応じて活動内容を変えて行った…ということになりますが、現実にはそう簡単に変えることはできません。
一人の人間がやることは、どうしても一本調子になりがちです。
転職するときに、今までとは全く異なる仕事に変えるのではなく、今までと似たような仕事を選びがちではないでしょうか?
地味な色の服ばかり着ていた人が、突然カラフルな服を着ることはありません。
王仁三郎は、そういう劇的な変化をして行ったのです。
なかなかできることではありませんが、時代に順応するには、劇的な変化ができるようにしておかなくてはいけません。
わかりやすく言うと、冬から春、夏、秋と季節が変化しますが、それに合わせて着る服を変えるようなものです。
それは年中行事なので、私たちは当たり前のようにやっていますが、まだ体験したことのない季節が訪れた時に、それに対応できるかどうかということです。
北海道に住んでいる人なら、零下20度の寒さに対応できるでしょうけど、沖縄に住んでいる人は、零下20度の季節にはなかなか対応できないと思います。
初めて体験することにはなかなか対応できないのですが、それに対応できるようにしておかないと、生き延びることはできません。大峠という、誰も体験したことのない大艱難を乗り越えることはできません。
実際の装備も準備する必要がありますが、それよりも心理的な準備です。
パンデミックもそうだし、戦争もそうです。そういう、突然降りかかる災難に、いちいちPTSDになっていたら、生き延びることはできません。
時代に対応するということは、まず意識の切り替えが大切です。
過去に執着せず、意識を切り替えて、常に変化するという姿勢で生きていないと、対応できずに苦しむことになります。
現実にこの宇宙は、常に生々流転してとどまることを知りません。
変化するのがこの宇宙なのに、人間は意識を固着させてしまいがちです。
そこに苦しみが生じます。
王仁三郎を「伊都能売の身魂」と呼びますが、常に変化可能な身魂が伊都能売です。
(次回に続く)
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お読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!
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『霊界物語スーパーメールマガジン』
■発行日 令和5年(2023年)5月15日 (毎週月曜発行)
■発行所 オニド(王仁三郎ドット・ジェイピー)
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